X線検査ではわからないがMRI検査ならわかること

X線検査ではわからないがMRI検査ならわかること

病気になったり体に異常がある時にクリニックで行う検査がMRIです。MRIの装置は体の周囲を360度回転するために、体の隅々までチェックすることができるのに加えて、体の深部にある臓器や血管・神経系を調べるのに使われます。

 

一般的には、体の内部に異常があるかをチェックする時には、第一選択としてはX線やCTスキャンが選ばれます。

 

しかしX線では骨を中心的に白く映し出すことができますが、骨の内部や体内の臓器の様子を映し出すことはできません。またCTスキャンでも臓器の状態を調べることは可能ですが、病状によっては使用できない場合があります。

 

それにX線やCTスキャンでは放射線を使用するので、患者は被曝してしまいます。これに対しMRIでは磁気を使用するので放射線による被曝もありませんし、体の臓器や血管の状態を調べることができるので血管や神経系の病気をみるために使われます。

 

特にMRIの使用が多くなるのは、脳の内部を調べる場合です。X線やCTスキャンで頭部を見ても、脳の内部は頭蓋骨に囲まれているために見ることはできません。

 

しかしMRIであれば、頭蓋骨の中の血管の状態までも見ることができます。脳梗塞や脳腫瘍、脳出血などの疑いがある場合はMRIを使用することが多いです。

 

頭部以外の異常箇所を調べるときにもMRIを使って検査を行います。多くの場合では造影剤が必要になりますが、臓器の血行や異常組織を調べるのにMRIが用いられます。

 

他にも脊椎の内部に異常が起きるヘルニアなど固い骨で覆われている背骨の中にある病変をチェックするのにMRIを用います。また現在では乳がんの検査にMRIを用いることが多く、クリニックでは精度の高いMRマンモグラフィという手法を使って乳がん診断を行っています。

 

乳がん以外にも肝臓や腎臓のガンを検出するのにもMRIが使われるようになっており、がん診断には欠かせない装置となっています。
従来は各臓器に発生するがん診断には超音波装置を用いていたのですが、最近は技術が発達しMRIを使ってわかることも増えたために、医師は超音波診断とMRI検査を併用して診断の精度を高めるようになってきているのです。